入院3日目「恥ずかしい体験」

いや、どうにもできないので、覚悟を決めるしかない。

管というのはちんぽの先から膀胱まで入っているチューブのことだ

「はずかしい・・・」

この日担当してくれる看護師さんが、
若くて、ちょっと好きになっていたからだろうか

「入れるときはなんてことなかったのに・・・・・・」

しかも、それまでチューブにひっぱられて
つねに刺激を受けていたせいか
少し大きくなっていることに気がついた。

「えっ、これを見せるの?」

完全に動揺している自分。

動揺しているなかで、その看護師さんが私のパンツをめくる。

彼女の目の前に私のものが飛び出す。

ちんぽ丸出しである。

彼女は私のちんぽを見ながら
チューブだけを掴んでゆっくり引っ張る。

今まで体験したことのないくらいの恥ずかしさと
申し訳ない気持ちと、あまりの動揺で
なにか言葉を発していたようだが良く覚えていない。
なんだか訳がわからなくなりそうで・・・

チューブを抜いた後は、ちんぽ丸出しのままになっている。

彼女は、どうしようか迷っている様子。

たぶん、今までの患者さんの場合、
そのままパンツをずらして上げていたのだろう。

今回の場合、そのままパンツをずらすと、引っかかると思ったようだ。
そのままずらしてもらってかまわないのだが
私のちんぽの状態を見て、そのままずらすことをためらったようだ。

少々恥ずかしそうな表情をしながらも、
パンツの上側を持ち上げて
ちんぽにゆっくりかぶせるようにしてくれた。

ほんのわずかな時間だったはずなのだが、すごく長く感じた。

このあとも動揺がしばらくおさまりません。

この一連の動揺せいなのかどうかはわからないが
この日の血圧は高め。

これで、つながっているものは何も無くなり、自分でトイレに行けることになったのだが、
トイレに行く際には、必ずナースコールを押さなくては行けないという。
ベッドの外へ歩くときは、看護師が必ず付いていなくては行けないのだ。

昼食後、トイレからの戻りの際に付き添ってくれた看護師さんから
病棟を移動することを告げられる。

今までいた病棟は入院してきた患者が入るところで、
今から移るところは退院に向けて治療やリハビリをするところなのだという。

しばらくして担当の看護師さんが戻って来た。
いよいよ病棟の移動である。

私は寝たままでベッドごと移動である。

目的の病室に着いたら、担当の看護師さんとお別れである。

なんだか淋しい。

無言で右手を差し出すと握手してくれました。

言葉は全く出ません。

別れが惜しくて、長めに握手していたような気がします。